冷蔵庫に入れていた豆腐、気が付くと「もう賞味期限が過ぎていた!」なんてことありますよね。
賞味期限とは、「未開封のままで正しい保存方法を守って保存した時の、おいしく食べられる期間」のことを言います。
豆腐の種類の中でも長持ちすると言われているパック豆腐ですが、実際いつまで食べられるのでしょうか?
賞味期限が過ぎてしまった時の参考にしてみてくださいね。
●パック豆腐とはどんな種類の豆腐?
●パック豆腐の賞味期限の長さ
●パック豆腐の賞味期限切れ10日を過ぎたものは食べられるの?
●パック豆腐はいつ頃から食べられなくなるの?
パック豆腐とはどんな種類の豆腐?
いわゆるパック豆腐ですが、正式には「充填豆腐」(じゅうてんとうふ)と言います。
『容器に隙間なくピタっと詰められた、水の入っていない豆腐』のことです。
2~3個パックになっている、小さめの豆腐をよく見かけますよね。
あのような豆腐がパック豆腐(充填豆腐)です。
パック豆腐の賞味期限の長さ
一般的な豆腐の賞味期限は、このくらいの賞味期限になっていることが多いようです。
- 普通の豆腐の賞味期限(未開封):3~10日前後
- パック豆腐の賞味期限(未開封):2か月
賞味期限の長さが全然違いますね!
なぜこんなにも賞味期限の長さが違うのか、疑問に思いますよね。
答えは、製造方法の違いにあります。
パック豆腐と普通の豆腐の賞味期限が違う理由
あまりにも賞味期限の長さが違う二種類の豆腐。
大きな違いは、製造方法によるものです。
絹ごし豆腐の製造方法
はじめに、普通の豆腐(絹ごし豆腐)の製造方法から説明します。
絹ごし豆腐などの普通の豆腐(パックに水が入っている豆腐)は、二種類の製造方法があります。
- 加熱製造タイプ
- 非加熱製造タイプ
特に非加熱製造タイプの豆腐は、製造工程においてパック内を水で満たす製造方法になっています。
水の中には、もともと微量の雑菌が存在しています。
絹ごし豆腐の製造方法は、このような微量な雑菌ごとパッキングしている状態といえます。
そのため、賞味期限はどうしても短めになっているんですね。
パック豆腐の製造方法
かわって、パック豆腐の賞味期限は2か月くらいと言われています。
賞味期限の長さの秘訣は、パック豆腐の製造方法が普通の豆腐とは異なるため、普通の豆腐より長持ちするのです。
このような製法によって、パック豆腐は普通の豆腐よりも賞味期限が長くなっていますよ。
製造後、消費者の手元に来るまですでに数日経過していたとしても、それでも賞味期限が2か月というのは十分な長さです。
豆腐の製造工程において、「加熱殺菌」の工程の有無が賞味期限の長さのポイントだと言えますね。
パック豆腐の賞味期限切れで10日を過ぎたものは食べられるの?
そんな長持ちのパック豆腐ですが、賞味期限が10日過ぎてしまったものは食べられるのでしょうか?
賞味期限を1週間~10日過ぎてしまったパック豆腐は、以下のような状態に近いと思われます。
においの変化
➡特に変化なし
まだいつもの豆腐のにおいがしますよ。
見た目の変化
➡特に変化なし
形が崩れたりもしていません。
注意すべきポイント
上記のように、賞味期限が1週間~10日過ぎたパック豆腐は、においや見た目などの状態に大きな変化はありませんでしたね。
ただし見た目に変化がなくても、食べるかどうかを判断する注意すべきポイントがあります。
このような状態になれば、腐る直前の状態と判断できるようです。
(加熱すれば食べられる、というギリギリのところです。)
食べる・食べないの結論
※食中毒などの原因菌は、見た目の変化がまだなくても増殖していることがあり得ます。
※食べる場合は加熱調理で火を通すことをおすすめします。
※もちろん、食べる人の体調等も含め総合的に検討をお願いします。
これらも考慮してご判断なさってくださいね。
パック豆腐はいつ頃から食べられなくなるの?
においの変化
見た目の変化
➡特に変化がなし
➡少し形が崩れ始めることも
味の変化
➡特に変化なし
➡だんだん腐った味がしてくる
食べる・食べないの結論
パック豆腐の賞味期限で10日過ぎたものは食べられる?のまとめ
パック豆腐は、密封容器を加熱殺菌しながら製造するので、ふつうの豆腐より長持ちします。
●賞味期限が10日過ぎたもの:状態によっては加熱調理すれば食べられそう
●それ以上に賞味期限が過ぎたもの、異臭等がするもの:加熱調理関係なく食べないほうが良い
やはり「賞味期限が長いこと」の使い勝手の良さは絶大ですね!
食品の痛みが気になる夏場は特にこちらの豆腐を選びがちです。
できるだけフードロスなく、買った食品は使い切っていきたいものですね♪
※賞味期限が過ぎた豆腐を食べる際は、豆腐の状態の確認や、食べる人の体調などを考慮された上で、ご自身のご判断でお願いいたします